北韓の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長は18日、労働党中央軍事委員会の拡大会議と非公開会議を開き、戦争抑止力の強化について話し合ったほか、重要な軍需生産の計画指標の承認を行ったと北韓の朝鮮中央通信が報じました。
朝鮮中央通信によりますと、18日に開かれた非公開会議では、韓半島周辺の軍事情勢や、潜在的な軍事的脅威に備えるための主要部隊の戦略的任務など、北韓の戦争抑止力を強化するための議題について話し合ったということです。
また、重要な軍需生産の計画指標についても審議し、承認したということです。
朝鮮中央通信は、非公開会議で話し合われた議題については言及しましたが、具体的な内容は報じませんでした。
一方、ことし5月の拡大会議では「核戦争の抑止力」について議論したと報じたのに対し、今回は「戦争抑止力」という表現に引き下げて報じているため、金委員長が先月、韓国への軍事行動計画を保留したことが影響しているとの見方も出ています。

[Photo : YONHAP News]