外交部 金剛山観光再開に向けアメリカと緊密に疎通
韓国外交部は、北韓の金剛山(クムガンサン)観光再開の可能性について、アメリカと議論し、解決策について引き続き模索していることを明らかにしました。
外交部のキム・インチョル報道官は21日、定例の会見で、「韓米間では、複数の事案について緊密に協調している」と述べ、国際社会による対北朝鮮制裁の枠内で金剛山への「個別観光」再開を含めた北朝鮮関連事案の解決方法を模索するために、アメリカと話し合いをしていることを示唆しました。
一方、北韓での個別観光は、対北韓制裁に当たらないため、韓国政府が独自で推進できる事案であるとの見方もあります。
統一部長官候補に指名された李仁栄(イ・イニョン)氏は20日、国会外交統一委員会に提出した答弁資料で、金剛山観光の再開を推進するため、北韓に協議を提案するという考えを示しました。与党「共に民主党」の金太年(キム・テニョン)院内代表は、国会での演説で「金剛山観光は米朝間の交渉が進展する前でも開始することができる」として、「韓米両国は既に金剛山観光を対北韓制裁の例外とすることで意見がまとまったと承知している」と述べました。
[Photo : YONHAP News]