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北韓にSLBM発射の動き 米シンクタンクが分析

ニュース2020-09-10
北韓にSLBM発射の動き 米シンクタンクが分析

北韓が、SLBM=潜水艦発射弾道ミサイルの実験を準備している可能性が出てきました。
アメリカのシンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)は9日、北韓専門サイト「分断を超えて(BEYOND PARALLEL)」で、北韓東部の咸鏡南道(ハムギョンナムド)にある新浦(シンポ)造船所でSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルの発射準備とみられる動きが確認されたと、明らかにしました。
それによりますと、衛星写真によって、一定の区域内やその付近での動きが持続的にみられていて、これらの活動は、決定的とは言えないものの、北韓が新型SLBM「北極星3型」の発射準備を行っていることを示唆すると考えられるとしています。
北韓は2017年末以降は、核実験やICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験を行っていませんが、去年10月、外部からの脅威に対して自衛権を強化するための努力の一環として、「北極星3型」の試験発射に成功したと宣言しました。
一方、アメリカ国家情報局(DNI)の元北韓情報担当官は9日、アメリカ平和研究所が主催したオンライン討論会で、「北韓は近い将来に核や兵器の実験を行う準備ができているものとみられる」と語りました。
この元担当官は、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が、「核実験やミサイル発射を凍結する枠にはとらわれず、新型の戦略兵器を公開する」と述べたことに触れ、「アメリカはまず、北韓の兵器実験を中止させることに焦点を当てるべきで、そのような努力が外交のチャンスにつながる」と述べました。

[Photo : KBS News]

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