南北連絡事務所の早急な再開を 統一部
北韓の開城(ケソン)工業団地の中に、南北連絡事務所が開設されてから2年となる14日、統一部は、「南北連絡事務所が一日も早く再開され、南北連絡ルートが復元されることを望む」とする韓国の立場を示しました。
統一部の報道官は14日、定例の会見で、「南北連絡事務所の運営が停止され、南北間の基本的な連絡システムが途絶えた状態が続いていることを非常に残念に思う。政府は南北連絡事務所の運営が一日も早く再開され、南北間の連絡ルートが復元されることを望む」と述べました。
南北連絡事務所は、おととし4月27日の南北首脳による板門店宣言で合意されたもので、同じ年の9月14日に開所しました。
しかし北韓は脱北者による体制批判のビラ散布を口実に、ことし6月16日、南北連絡事務所の建物を一方的に爆破し破壊しました。
韓国統一部報道官は、南北連絡事務所に派遣されていた韓国側職員の人事について質問されると、「現在、組織はそのまま維持されている。今後、どうするかについて議論が必要な状況だ」と答えました。
[Photo : YONHAP News]