北韓が軍事境界線付近の海上で韓国公務員を銃殺した事件で、アメリカ国務省は現地時間の24日、韓国の立場を全面的に支持すると表明しました。
アメリカ国務省の報道官は、KBSなど韓国メディアの質問に対し、「われわれの同盟国である韓国の糾弾と、北韓の完全な釈明を求める韓国の要求を全面的に支持する」と述べました。
今回の事件について、アメリカ政府も注意深く見守っていることを示したものとみられます。
アメリカのメディアは今回の事件について、韓国からの情報を速報で伝えるなど、一斉に取り上げています。
AP通信とCNNは、今回の事件は、南北間の交流が中断されている状況で起きたもので、南北関係がさらに悪化する可能性があるとの見方を示しました。
また、ニューヨーク・タイムズは、今回の事件が南北関係において非常に敏感なタイミングで発生したとしています。
イギリスBBCとアメリカの公共ラジオ放送のNPRニュースは、北韓軍が韓国の民間人を射殺したのは、2008年に金剛山を観光で訪れた韓国人女性を射殺したのに続いて2度目だと伝えています。

[Photo : KBS News]