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北韓の新型ICBMの公開に「トランプ大統領が激怒」と伝えられる

ニュース2020-10-12
北韓の新型ICBMの公開に「トランプ大統領が激怒」と伝えられる

北韓が10日、軍事パレードを行い、ICBM=大陸間弾道ミサイルとみられる新型ミサイルを公開したことについて、アメリカのトランプ大統領が激怒したと伝えられました。 
アメリカのインターネットメディアの記者がトランプ大統領に近い消息筋の話として現地時間の11日、ツイッターで伝えたところによりますと、北韓の軍事パレードに射程距離を伸ばしたICBMとみられる新型ミサイルや独自制作したとみられる片側11輪の巨大な移動式発射台などが登場したことについて、トランプ大統領が激怒したということです。
この記者は、トランプ大統領は、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長への失望感をホワイトハウスの多くの高官の前であらわにしたと伝えています。
北韓は朝鮮労働党の創立75年にあわせて、10日午前0時から平壌(ピョンヤン)中心部の金日成(キム・イルソン)広場で軍事パレードを行いました。
深夜の軍事パレードは前例のないものです。
パレードでは、ICBM=大陸間弾道ミサイルとみられる新型のミサイルのほかに、「北極星4」と記された新型とみられるSLBM=潜水艦発射弾道ミサイル、片側11車輪の巨大な起立式移動発射台(TEL)が登場しました。
こうした新型兵器について、専門家らは、「北韓の最新ミサイル技術のかたまり」と評価し、11月の大統領選挙に向けて、金委員長との良好な関係を前面に出して北韓との外交を成果として掲げているトランプ大統領にとって、不利に働くとみています。
ただ、金委員長はパレードでの演説で、アメリカや新たな核兵器については触れておらず、アメリカを意識したためという見方が出ています。
今回の軍事パレードについて、トランプ大統領やホワイトハウスはまだ公式な立場を示していません。

[Photo : YONHAP News]

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