ニュース

韓半島 A to Z

主なニュース

漢江河口の生態調査を来月から始める 統一部

ニュース2020-10-27
漢江河口の生態調査を来月から始める 統一部

統一部は、ソウル中心部を流れる漢江(ハンガン)下流の河口付近にある韓国側区域の湿地の生態調査を来月初めから始めることになりました。 
統一部の当局者が27日、明らかにしました。
南北は、おととし9月の南北軍事合意にもとづいて、同じ年の11月から12月にかけて漢江河口の共同利用に向けて、共同で調査を行っています。
今回の調査は、もう一段階踏み込んだ調査を行うための資料の収集や実態を把握するのが目的です。
この当局者は、最近、北韓に共同調査について提案したことがあるかという質問に対して、「ことし6月に開城(ケソン)の南北連絡事務所が爆破されて以降、南北間の連絡ルートが閉ざされたため、北韓側に提案したことはなく、とりあえず韓国側区域だけを対象に調査するものだ」と答えました。
調査対象には、韓国側の漢江と北韓側の臨津江(イムジンガン)が合流する中立水域は含まれていません。中立水域は、軍事境界線がないため、休戦協定では民間の船の自由な航行が保障されていますが、南北間の軍事的対立から、航行が制限されてきました。
しかし、南北はおととし9月の軍事合意で、この水域の共同利用に向けた軍事的保障対策を設けることで合意し、共同で調査も行いました。しかし、去年2月にベトナムハノイでの米朝首脳会談が物別れに終わったことで、その後、進展はみられていません。

[Photo : KBS News]

新着ニュース