統一部 漢江河口の生態調査へ 南北共同調査の基礎資料集め
統一部は2日、環境部と国立生態院と連携し、11月2日から10か月間、漢江(ハンガン)河口付近の韓国側区域の生態調査に乗り出す方針を明らかにしました。
今回調査するのは、京畿道(キョンギド)・金浦(キンポ)市から京畿道・坡州(パジュ)市までの、面積80平方キロメートルに当たる漢江の河口区域で、この区域では、絶滅危惧種となっている野生動物も生息しているとされています。
政府は、季節ごとの生態の変化や野生動物の分布などを調べ、将来、南北共同研究の基礎資料として活用する方針です。
南北は、2018年9月の南北軍事合意に基づき、その年の11月に、漢江河口の水路を共同で調査しました。
統一部は、今回の調査は、追加の南北共同研究に備え、基礎資料を収集することが目的であるとしていますが、現在、北韓との連絡ルートが閉ざされたため、北韓側に共同研究を提案してはいないということです。
[Photo : YONHAP News]