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ビーガン米交渉代表「北米対話の教訓、次期政権に引き継ぐ」

ニュース2020-11-18
ビーガン米交渉代表「北米対話の教訓、次期政権に引き継ぐ」

北韓との非核化交渉でアメリカ代表を務めるスティーブン・ビーガン国務副長官兼対北政策特別代表は、アメリカを訪れている与党「共に民主党」所属の国会議員からなる訪米代表団と面談し、「これまでの米朝対話の経験と教訓が次の政府に引き継がれるよう最善を尽くす」と語りました。
「共に民主党」所属の国会議員からなる訪米代表団は、アメリカ大統領選挙でバイデン前副大統領が勝利したことを受け、韓半島情勢の現状と今後について韓米間で認識を共有するため、15日からアメリカを訪れていて、現地時間の17日には、ワシントンにある国務省庁舎でビーガン副長官と面談しました。
訪米代表団の団長を務めるソン・ヨンギル国会外交統一委員長は、面談で「トランプ政府が見せた対北韓政策は、孤立した北韓を国際社会に引き出したという点で意味のある一歩だった」とし、「アメリカの次期政権でもこうした努力を続け、南北首脳会談とシンガポールでの米朝首脳会談が道しるべとなり、韓国と北韓、アメリカの関係発展を導いていくことを望む」と述べました。
また「北韓と対話することにおいて“トップダウン”と“ボトムアップ”の2つの方式間の相互調和が必要だ」と強調しました。 
現政権のトランプ大統領は、北韓の金正恩国務委員長と主に「トップダウン」方式の交渉を行ってきましたが、その過程でさまざまな限界も露呈したため、次期政権では両方をうまく調和させることが重要との認識を示したものです。
これに対して、ビーガン氏も「問題を解決しようとする姿勢が重要で、二つの方式を相互補完させる必要性に共感する」と答えたということです。
「共に民主党」の訪米代表団は、20日まで現地に滞在し、アメリカ議会や政府関係者、シンクタンクの要人らと会う予定です。

[Photo : YONHAP News]

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