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米北韓専門家「米朝実務交渉に金与正第1副部長が参加すべき」

ニュース2020-11-19
米北韓専門家「米朝実務交渉に金与正第1副部長が参加すべき」

アメリカにバイデン新政権が発足し、北韓との非核化交渉を推進する場合、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長を実務交渉に参加させ、実質的な進展を図る必要があるとする、アメリカの北韓専門家による提言が注目を浴びています。
アメリカのシンクタンク、「センター・フォー・ザ・ナショナル・インタレスト」のカジアニス韓国担当局長は19日、統一研究院が開いたオンライン形式のセミナーで、「首脳会談には限界がある」とした上で、「北韓が実質的な権限を委任する人物を選んでアメリカとの実務交渉に臨むように導く必要がある」とし、その場合、「金与正第1副部長がいい選択だろう」と述べました。
カジアニス局長はまた、「バイデン政権は実質的な意味のある実務交渉を望む可能性があり、ソウルが架け橋の役割を果たせば非武装地帯(DMZ)での会談も可能だ」と説明しました。
また、バイデン氏が直面している課題のうち、北韓問題は優先順位が低くなっているとして、韓国政府が積極的に交渉ムードを作る必要があると同時に、北韓に対しては、「いかなる挑発行為も今後は役に立たない」ことを強く伝えるべきだと強調しました。
一方、韓米間の防衛費分担金をめぐる交渉については、「トランプ大統領が要求した金額には行き過ぎがあった」として、「バイデン氏が就任すれば、100日以内に解決するだろう」と見通しました。

[Photo : YONHAP News]

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