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「DMZ平和の道」坡州区間 14か月ぶり運営再開

ニュース2020-12-01
「DMZ平和の道」坡州区間 14か月ぶり運営再開

京畿道(キョンギド)坡州(パジュ)市は30日、アフリカ豚コレラの感染拡大防止のために1年以上中断していた「DMZ=非武装地帯平和の道」の運営を28日に再開したと明らかにしました。
「DMZ平和の道」の坡州区間は、板門店(パンムンジョム)に近い臨津閣(イムジンガク)から出発し、都羅(ドラ)展望台や南北軍事合意によって撤収した監視警戒所を経由して出発点に戻る21キロのコースで、2018年の「板門店宣言」などの取り決めによって去年8月に一般に開放されましたが、アフリカ豚コレラの感染拡大によって開放からわずか1か月で運営が中断されました。
坡州市は、今回の運営再開に際して、新型コロナウイルスの感染防止対策として個人や自動車を対象にした消毒施設など防疫対策を充実させたほか、関係省庁と合同で事前点検を行いました。
また、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、ツアー1回あたりの参加人数を従来の20人から10人に縮小したということです。
ツアーに参加する観光客は、事前に健康状態をチェックすることが義務付けられるほか、検温やマスク着用などの予防ルールも徹底して守らなければなりません。
崔鍾桓(チェ・ジョンファン)市長は、「DMZ平和の道を通じて、遠く感じられた北韓がいかに近いかを感じて、統一と平和についてもう一度考えてみるひと時を送ってほしい」と語っています。

[Photo : YONHAP News]

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