アメリカ大統領選挙のあと、新政権の発足を控えてトランプ政権がレームダック化しているなか、アメリカ軍統合参謀本部のマーク・ミリー議長は、「北韓が挑発を行う可能性が高い」との考えを示しました。
ミリ―議長は現地時間の２日、アメリカのシンクタンク、ブルッキングス研究所が主催したオンラインセミナーで、現在の韓半島情勢について、「（政権が交代する）今のような時期に北韓が挑発を行った過去を振り返れば、北韓が挑発を行う可能性は極めて高い」と評価しました。
ミリ―議長はまた、北韓が挑発を行う可能性を高める要因として、「北韓社会は、内部的に多くの難関に直面している」と述べました。
一方で、ミリ―議長は、北韓の挑発に対する十分な警戒能力や、いかなる挑発や攻撃も撃退できる軍事能力を備えていると明らかにしました。
今回、ミリ―議長が北韓が挑発を行う可能性に言及したのは、バイデン次期大統領が国家安全保障に関するブリーフィングを受け始めた時期と重なることから注目を集めています。

[Photo : YONHAP News]