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北韓の1人あたり所得は韓国の27分の1 韓国統計庁調べ

ニュース2020-12-29
北韓の1人あたり所得は韓国の27分の1 韓国統計庁調べ

北韓の去年2019年の実質GDP=国内総生産の成長率は0.4%で、3年ぶりに増加に転じたものの、国民1人あたりの所得格差は韓国の27分の1と、以前よりも広がりました。
韓国統計庁がまとめた「北韓の主な統計指標」によりますと、去年の北韓の名目GDPは35兆3000億ウォンで、韓国の1919兆ウォンの54分の1、実質GDPの成長率は推定で0.4%でした。
北韓の経済成長率は、2017年に-3.5%、2018年に-4.1%と、2年連続でマイナス成長でしたが、3年ぶりにわずかながら増加に転じました。
これは前の年に比べて、観光開発による建設業の成長や、農林漁業、サービス業の成長が経済成長率を小幅ながら押し上げたものです。
一方で、南北間の所得格差は、以前よりも広がりました。
去年の北韓の国民1人あたりのGNI=国民総所得は141万ウォン、これに対して韓国は3744万ウォンで、北韓の27倍です。
この結果、両国の所得の差は、2009年に21倍、2015年は23倍、2018年は26倍、去年は27倍と広がり続けています。
また北韓の去年の貿易総額は32億4000万ドルで、前の年に比べると14.1%増加したものの、韓国の1兆456億ドルの322分の1にとどまりました。
北韓の人口は2525万人で、期待寿命は男性が66.7歳、女性が73.5歳と、いずれも韓国の80歳、85.9歳に比べて10歳以上短い寿命となっています。 

[Photo : YONHAP News]

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