北韓 コロナワクチン支援の国際組織にワクチンの提供を要請
北韓が、新型コロナワクチンの発展途上国への普及を目的にした非政府組織にワクチンの提供を申請したほか、平壌に駐在するヨーロッパの国の大使館にもワクチンの確保について問い合わせをしていることが分りました。
アメリカのウォールストリートジャーナルが報じたところによりますと、北韓は、ビル&メリンダ・ゲイツ財団が設立したワクチン提供支援のためのNGO=非政府組織「GAVI アライアンス」にコロナワクチンの提供を受けるための申請書を出したということです。
これについて、GAVI アライアンスの関係者は、「発展途上国のコロナワクチンの需要を算出していて、近く、新たな情報を公開する」としましたが、北韓が申請したかどうかについては触れませんでした。
またウォールストリートジャーナルは、複数の消息筋の話として、北韓がここ数週間に、ヨーロッパの複数の国の大使館にワクチンの確保について問い合わせたと伝えました。
北韓のこうした動きは、アメリカやイギリスなどでコロナワクチンの接種が始まったことを受けて、国内でのワクチン確保に乗り出したものとみられます。
[Photo : YONHAP News]