ニュース

韓半島 A to Z

主なニュース

韓米情報当局 「北韓、3000トン級の潜水艦の建造終えた」

ニュース2021-04-12
韓米情報当局 「北韓、3000トン級の潜水艦の建造終えた」

韓国とアメリカの情報当局は、北韓が3000トン級とみられる潜水艦の建造を終えて、進水式の時期を探っているとみていることがわかりました。 
複数の政府消息筋が11日、明らかにしたところによりますと、韓国とアメリカの情報当局は、北韓がおととし7月に公開した3000トン級とみられる潜水艦の建造作業を終えたとみているということです。
韓国軍と情報当局は、この潜水艦は旧式の1800トン級の潜水艦を改造したもので、幅7メートル、長さは80メートル前後で、SLBM=潜水艦発射弾道ミサイル3発を搭載できるとみています。
また北韓が戦略的な効果を狙って、故金日成(キム・イルソン)主席の生誕記念日の「太陽節」前後に進水式を行うことを検討しているとみています。
一部では、北韓が太陽節にあわせてSLBMの試験発射を行う可能性があるという見方も出ています。
政府消息筋は、「情報当局は、北韓がアメリカに対する圧力など、戦略的な効果を狙って、進水式のタイミングを計っているとみている。3000トン級の潜水艦の進水式を公開したあと、実際にその潜水艦からSLBMを発射する可能性もある」と伝えました。
アメリカのシンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)が運営する北韓専門サイト「分断を超えて(BEYOND PARALLEL)」は今月8日、衛星写真にもとづいて、「最近、北韓東部の咸鏡南道(ハムギョンナムド)にある新浦(シンポ)造船所で、潜水艦の進水に向けた事前作業か、SLBM発射試験の準備とみられる一連の動きがとらえられた」と明らかにしています。
韓国合同参謀本部の関係者は、「関連した動向を注意深く見守っている。いまのところ、新たに説明するような活動はない」と話しています。

[Photo : YONHAP News]

新着ニュース