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統一部、北韓外相の「対話拒否」談話に対し「対話と協力こそ最善の道」 

ニュース2021-06-24
統一部、北韓外相の「対話拒否」談話に対し「対話と協力こそ最善の道」 

統一部は、北韓の李善権(リ・ソングォン)外相が23日、アメリカとの対話の可能性を否定する談話を発表したことについて、韓半島の平和と安定のための最善の道は対話と協力にあるという政府の立場に変わりわないという姿勢を強調しました。
統一部の当局者は24日の記者会見で、李外相が23日に発表した談話に対する政府の立場を聞かれたのに対して「李外相の談話は金与正(キム・ヨジョン)党副部長が談話で明らかにした立場をもう一度確認したものと見られる」として「この談話について、特別な立場は持っていない」と答えました。
そのうえで「韓半島情勢を平和的、安定的に管理する最善の道は対話と協力にあるという政府の立場になんら変わりはない。今後も南北、米朝間の対話再開のためにできる限りの努力を尽くす」と語りました。
北韓は22日、金与正党副部長の談話を発表し、米朝対話再開に対する期待について「誤った期待」と指摘し、23日には李外相が「大切な時間を無駄にする無意味なアメリカとの接触や、その可能性について一切考えていない」とする談話を出しました。
一方、アメリカ国務省の報道官は現地時間の23日、李外相の談話について「外交は依然として開かれており、北韓がわれわれの対話提案に前向きな反応することを期待する」という従来の立場を再確認しました。
北韓の対話拒否にもアメリカは対話再開を模索する姿勢を示していますが、韓半島情勢の安定を図るねらいがあるのではないかという見方があります。
また、北韓が対話を拒否するのは、アメリカに対して「誠意ある先制措置をとるべきだ」とプレッシャーをかけるねらいがあるという分析も出ています。

[Photo : YONHAP News]

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