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米国務副長官 来週韓国・日本・モンゴル訪問、中国は含まれず

ニュース2021-07-16
米国務副長官 来週韓国・日本・モンゴル訪問、中国は含まれず

アメリカ国務省は15日、シャーマン国務副長官が18日~25日にかけて韓国と日本、モンゴルを歴訪すると発表しました。
アメリカの複数のメディアは、シャーマン氏が近く中国を訪問するという見通しを伝えており、今回の歴訪の途中に中国に立ち寄る可能性もあるとみられていましたが、発表された訪問先に中国は含まれませんでした。
アメリカ国務省は、「インド太平洋での平和と安全保障、繁栄拡大のため、ルールにもとづいた国際秩序を維持することに対するアメリカの約束を改めて確認する」と強調し、インド太平洋地域での中国の影響力拡大をけん制することに歴訪の目的があることを明確にしました。
シャーマン氏はまず、日本を訪問し、21日には韓国を含めた次官級の3国間協議を行い、北韓の核問題や中国をけん制する方策などを重点的に議論するものとみられます。
シャーマン氏はそのあと、韓国を訪問し、23日に外交部の崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第1次官と次官級戦略対話を開き、北韓政策や気候変動問題、新型コロナ以降の経済回復などについて議論する予定です。
韓国政府は米朝対話、南北対話の早期の再開を目指す姿勢を示しており、今回の韓米協議では、対話再開について幅広く議論する可能性があるとみられています。
これに関連し、大統領府青瓦台で国防を担当する国家安保室第1次長のワシントン訪問や、核戦略を担当するアメリカ戦略軍のリチャード司令官の韓国訪問など韓米の安全保障当局者の動きも注目されます。
最後に、モンゴルでは、中国をにらんだ戦略的パートナーシップの強化に向けた高官協議が行われます。

[Photo : YONHAP News]

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