統一部は、最近の北韓の厳しい食糧事情を注視していると明らかにしました。
統一部の報道官は26日、定例の会見で「北韓は、ことしに入って労働党政治局会議など主要な会議を通じて厳しい食糧状況を何度も明らかにしている」として、韓国当局が北韓の食糧事情に注視していることを明らかにしました。
報道官は、北韓の食料生産と関連して「最近になって、猛暑や干ばつなどの異常気象に対応するための努力を各種メディアを通じて公開している」と説明しました。
ただ、ことしの北韓の穀物生産量は、７月から８月にかけての台風や水害、干ばつなどの気象条件に大きく影響されるため、現時点では正確に予想するのは難しいと述べました。
一方、アメリカ国務省のシャーマン副長官の中国訪問を前に、北韓の金正恩（キム･ジョンウン）国務委員長が中国の習近平国家主席に洪水被害に対するお見舞いの親書を送ったことについて、「中朝首脳間の交流の一環だ」とする考えを示しました。

[Photo : YONHAP News]