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南北の連絡事務所・軍通信線、午前「開始通話」を正常に実施

ニュース2021-07-28

南北の間の通信連絡線が13か月ぶりに復旧した翌日の28日午前にも、南北共同連絡事務所のチャンネルを通じて、正常に通話が行われたことがわかりました。
統一部は28日、「南北が午前9時ごろ、開始通話を正常に行った」と明らかにしました。
南北は、去年6月に北韓がすべての連絡線を一方的に遮断する前まで、南北共同連絡事務所のチャンネルを通じて毎日午前9時と午後5時に業務の開始と終了を知らせる通話を行っていましたが、連絡線を復旧したことで、従来行っていた定期的な通話を続けることに合意しました。
韓国側は、統一部のソウル事務所で通話を行っていますが、北韓は、去年6月に開城(ケソン)工業団地内の南北共同連絡事務所を爆破しているため、現在はどこで通話を行っているのか明らかになっていません。
国防部によりますと、西海地区の軍通信線も、28日午前9時に定期通話が正常に行われたということですが、東海地区の軍通信線は、技術的な問題があり、通信を試みている状況だということです。
北韓は、韓国の脱北者団体が北韓の体制を批判するビラを北韓に向けて散布したことに反発し、去年6月9日にすべての連絡線を一方的に遮断しました。それから413日ぶりに板門店をはじめ、共同連絡事務所、軍の通信線を復旧したことになります。
大統領府青瓦台は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の任期末に南北関係の改善に速度を上げるために、通信連絡線の復旧に続いて、南北の高官によるテレビ会議を進める計画です。

[Photo : YONHAP News]

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