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北韓の貿易総額 前年比7割減少 経済制裁や新型コロナが背景

ニュース2021-07-30
北韓の貿易総額 前年比7割減少 経済制裁や新型コロナが背景

北韓の去年の貿易総額が、前の年に比べ7割以上も減少していたことがわかりました。
KOTRA=大韓貿易投資振興公社がまとめた報告書によりますと、2020年の北韓の輸出額は、前年より67.9%減少した8930万ドル、輸入額は、前年より73.9%減少した7億7367万ドルで、輸出と輸入を合わせた貿易総額は8億6297万ドルと、前年より73.4%減少しています。
国連による経済制裁が続いていることや、新型コロナウイルス対策としての国境封鎖が背景にあるとみられます。
北韓の最大の貿易相手である中国との貿易額は、前年より75.4%減少した7億6080万ドルにとどまりました。
輸出の内訳をみますと、最大の輸出品目である鉄鋼が前年に比べ60.9%減少したほか、時計・部品が86.3%急減しました。一方、飲料・アルコール・食酢が前年の2.7倍となったほか、鉄鋼製品が54.1%、亜鉛・亜鉛製品が60.3%増加しました。
輸入の内訳をみますと、最も多かったのは原油・石油精製品などの鉱物油で、全体の30.9%を占めています。動物性油脂・分解生産物、プラスチック・プラスチック製品なども多くなっています。
KOTRAの関係者は報告書で、中国への依存度の高さや主要品目などの大枠は変わっていないとする一方で、「新型コロナ対策の国境封鎖により中国との貿易額が減り、軽工業品目の貿易も鈍化している」と分析しました。

[Photo : YONHAP News]

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