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軍事演習の中止求める金与正氏の談話に 米国防総省「韓米が決めるもの」

ニュース2021-08-02
軍事演習の中止求める金与正氏の談話に 米国防総省「韓米が決めるもの」

北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長が談話を発表し、韓米合同軍事演習の中止を求めたことについて、アメリカ国防総省が、「演習は韓米両国が決めるものだ」と述べました。 
アメリカ国防総省の報道官は現地時間の1日、金副部長の談話に関するアメリカの立場を聞かれたのに対して「われわれは北韓の立場についてコメントしない。韓米合同軍事演習は韓米両国が決めるものだ。どんな決定も相互合意のもと、行われる」と答えました。
金副部長は1日夜、談話を発表し、韓国が例年8月に行っている韓米合同軍事演習の実施に向けて日程や規模などの調整を進めていることについて、「韓国の判断を鋭意注視する」として、演習の中止を求めています。
これに対して、アメリカが、演習の日程や規模などの決定は、韓米間の合意のもとで行われるという原則を改めて示したものです。
この報道官は、「韓米連合軍司令部が最優先とするのは兵力の保護で、すべての演習は、新型コロナの感染対策に沿って行われる。韓米同盟は、高いレベルで準備態勢を維持している」というこれまでの立場を強調しました。
南北の通信線が最近、復旧したことで、南北対話や米朝対話の再開への期待が高まっているなか、韓米合同軍事演習の日程や規模などの調整がどのように行われるかに関心が集まっています。
一方、韓国国防部の報道官は2日、定例の会見で、韓米合同軍事演習について、「日程や規模、方式などは、まだ決まっていない。これは、韓米当局の協議によって決まるものだ」と述べました。

[Photo : YONHAP News]

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