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北韓の指令で米ステルス機導入に反対 4人にスパイ罪適用

ニュース2021-08-06
北韓の指令で米ステルス機導入に反対 4人にスパイ罪適用

北韓から指令を受け、韓国軍のアメリカ製ステルス戦闘機導入に反対する活動をした4人に対し、韓国情報機関の国家情報院と警察庁安保捜査局は国家保安法第4条の「スパイ罪」を適用したことが6日、わかりました。
この4人は、北韓工作員の指令を受けてアメリカ製最新鋭ステルス戦闘機「F35A」の導入に反対する街頭署名活動とリレー形式の1人デモを行った疑いがもたれていて、警察と国家情報院は5月末に、清州(チョンジュ)にある4人の自宅や事務所などを家宅捜索しました。
4人は容疑を否定していますが、清州地方裁判所は2日、逃走の恐れがあるとして、4人のうち3人に対し逮捕状を発付しました。
国家情報院と警察庁安保捜査局は、4人に対する逮捕状を申請した際に、国家保安法第4条の「目的遂行」や第7条「称揚・鼓舞」、第8条「会合・通信」などを適用したということです。
このうち第4条は、「スパイ罪」とも呼ばれ、「反国家団体の構成員またはその指令を受けた者がその目的遂行のための行為をしたとき」に適用され、最も厳しい処罰を受ける重大な犯罪です。
4人は、2017年に中国の飲食店などで数回にわたって北韓側の人物に会い、2万ドルを受け取った疑いも持たれています。
4人は、アメリカ製ステルス戦闘機導入に反対する活動のほかにも、北韓にクリの苗木100万本を送る運動などの活動を繰り広げており、警察は、こうした活動が北韓からの指令によるものかどうか調べています。

[Photo : YONHAP News]

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