ニュース

韓半島 A to Z

主なニュース

統一部 北韓の水害で「あらゆる可能性を念頭に協力」

ニュース2021-08-09
統一部 北韓の水害で「あらゆる可能性を念頭に協力」

統一部は、北韓東部の咸鏡南道(ハムギョンナムド)で最近、起きた水害の復旧について、あらゆる可能性を念頭に、協力する方針を明らかにしました。 
統一部の報道官は9日、定例の会見で、咸鏡南道で最近、発生した水害の復旧支援について、「南北間の人道的協力は、政治・軍事的状況とは切り離して、継続して進める」という基本方針を改めて示しました。
この報道官は、支援の方式について、「当局や民間、国際機関を通じた支援など、あらゆる可能性を念頭に、北韓の被害状況や支援の需要などを把握する。南北間、そして国際社会との協議などを経て、具体的な協力策を決めていく」と述べました。
また水害による北韓住民の人道的状況を実質的に改善するための協力策を模索すると話しました。
ただ、北韓は先月27日に復旧された南北連絡事務所の通信ルートを通じて水害状況を韓国側と共有していないということです。
北韓は今月1日から降った大雨で、咸鏡南道にある堤防が決壊し、住民が避難し、住宅が浸水し、農地が冠水するなど、大きな被害を被っています。
このため、朝鮮労働党軍事委員会は5日、拡大会議を緊急招集し、復旧に当たる軍部隊の動員や資材の支援などの対策を策定しています。

[Photo : YONHAP News]

新着ニュース