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韓国戦争最大の激戦地白馬高地で遺骨収拾収拾作業始まる

ニュース2021-09-03
韓国戦争最大の激戦地白馬高地で遺骨収拾収拾作業始まる

韓国戦争最大の激戦地だった白馬(ペンマ)高地で、戦死者の遺骨収拾作業が本格的に始まりました。
国防部は3日午前、江原道(カンウォンド)鉄原(チョルウォン)郡の非武装地帯(DMZ)にある白馬高地で、遺骨収拾を始める式典を開きました。
式典には南泳臣(ナム・ヨンシン)陸軍参謀総長が出席し、「白馬高地は、韓国戦争当時、先輩たちが最後まで命をかけて守ったところだ。どこかに埋もれている英雄を最後の一人まで見つけるために最善を尽くす」と語りました。
白馬高地は、韓国軍歩兵第9師団が1952年10月6日から15日まで戦闘を繰り広げ、960人あまりが戦死または行方不明になった場所です。
非武装地帯は後方地域に比べて完全な形の遺骨が収拾されることも多く、白馬高地でも多くの遺骨を収拾できると期待されています。
国連軍としてアメリカ、ベルギー、ルクセンブルクの3か国も参戦しており、これらの国の兵士の遺骨が発見される可能性もあるとみられています。
同じく非武装地帯にあるファサルモリ高地では、2019年4月からことし6月までの2年あまりの間に遺骨収拾作業が行われ、およそ400柱の遺骨と10万2000点の遺品が見つかっています。
2018年に南北の首脳が合意した『9.19南北軍事合意』では、南北が共同で、ファサルモリ高地で遺骨収拾作業を行うことで合意していましたが、その後、南北関係が冷え込み、韓国だけで作業を行っています。

[Photo : YONHAP News]

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