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北韓の軍事パレード準備監視か 米無人偵察機

ニュース2021-09-06
北韓の軍事パレード準備監視か 米無人偵察機

北韓が軍事パレードの準備をしているとみられるなか、アメリカ空軍の無人偵察機が5日、韓国の軍事境界線付近の上空を飛行したことがわかりました。
航空機の航路を追跡するウェブサイト「フライトレーダー24」によりますと、アメリカ空軍の無人偵察機「グローバルホーク」1機が、5日、首都圏や江原道(カンウォンド)など軍事境界線の韓国側上空を東西方向に数回にわたって飛行したということです。
グロバールホークは、特殊な高性能レーダーや赤外線探知装置などを使って、地上2万メートルの高度から地上にある大きさ30センチの物体をも識別できる諜報衛星級の無人偵察機です。
アメリカの北韓分析サイト「38ノース」は先週2日、公式ツイッターを通じて平壌の「ミリム飛行場」に北韓軍の兵力が集まる様子を写したとする衛星画像を公開し、北韓は去年と同じように、ことし10月にも軍事パレードを行う可能性があるという見方を示しました。
このミリム飛行場は北韓がパレードの予行演習を行う場所として知られており、今回の偵察飛行は、北韓の軍事パレード準備の動きを把握するためのものとみられています。
韓国軍合同参謀本部の関係者も、「韓米の情報当局は緊密に連携して、北韓の動向を追跡監視している」と話しています。
北韓は、節目の年に軍事パレードを行っていて、去年は10月10日の朝鮮労働党創建75周年を祝って、異例の深夜の軍事パレードを行い、ICBM=大陸間弾道ミサイルやSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルなど新たな兵器を登場させました。

[Photo : YONHAP News]

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