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SLBM水中発射実験に成功 韓国海軍

ニュース2021-09-07
SLBM水中発射実験に成功 韓国海軍

韓国海軍が、SLBM=潜水艦発射弾道ミサイルの発射実験に成功したことがわかりました。
韓国軍消息筋が7日、明らかにしたところによりますと、韓国海軍の潜水艦「島山(トサン)・安昌浩(アン・チャンホ)」が、今月1日、水中からSLBMを発射する実験を行い、成功したということです。
海軍は、実験をさらに1、2回行ったあとSLBMを量産し、潜水艦「島山・安昌浩」に実戦配備することにしています。
「島山・安昌浩」は、韓国独自の技術で開発した韓国初の3000トン級潜水艦で、SLBMを水面に射出した直後に点火する「コールド・ローンチ」方式の垂直発射管を6本装備しています。
今回発射に成功したSLBMは、射程距離500キロの弾道ミサイル「玄武(ヒョンム)2B」をベースに独自開発したもので、「玄武4-4」と名付けられました。
今回の成功で、韓国はSLBMの開発が事実上、終了し、アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、インド、中国、北韓に次いで8番目にSLBM保有国となりましたが、韓国国防部は、「単体の戦力の個別情報は、安全保障上明らかにすることはできない」として、公式発表は避けています。
一方、北韓は、2015年に「北極星1」、2019年に「北極星3」と、SLBMの水中発射に成功したのに続いて、去年10月には新型SLBMの「北極星4」、ことし1月には「北極星5」を、軍事パレードで公開しています。
北韓は、このうちの北極星3を搭載できる、1800トン級の潜水艦を改造した新型潜水艦の戦力配置を、事実上、終えているとされています。

[Photo : YONHAP News]

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