北韓の核問題をめぐる6か国協議の韓国と日本、それにアメリカの首席代表が来週、日本で会談し、北韓との対話再開に向けた方策について議論する見通しです。
韓国の外交筋が7日、明らかにしたところによりますと、外交部は、魯圭悳（ノ・ギュドク）韓半島平和交渉本部長が来週14日に日本を訪れ、国務省のソン・キム北韓担当特別代表、日本の船越健裕アジア大洋州局長と会談する日程を最終的に調整しているということです。
また韓米、韓日の2国間会談も行う方向で調整しているということです。
外交部の当局者は、現在、日程を調整中で、具体的な日程が決まり次第、発表するとしています。
実現すれば、韓日米の首席代表が集まるのは、ことし6月21日以来、3か月ぶりとなります。
この協議では、人道支援を含む北韓への関与について、多様な方策を議論するものとみられています。
韓国とアメリカは先月、アメリカで北韓の感染症対策、飲み水、衛生などの人道的支援について議論しており、魯本部長はその内容を日本側と共有して北韓への支援についての韓日米3か国のコンセンサスの形成を図るものとみられます。
また、韓日米3か国代表らは、北韓が対話に応じず、寧辺（ヨンビョン）の核施設を再稼働したとされるなか、対北韓制裁の完全な履行と、早急な対話の再開を求めるものとみられます。

[Photo : YONHAP News]