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金与正氏が文大統領発言を非難 ミサイル発射

ニュース2021-09-16

文在寅(ムン・ジェイン)大統領が15日、韓国海軍のSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルの発射実験を現場で見守り、「北韓の挑発に対する抑止力となる」と発言したことについて、北韓の金与正(キム・ヨジョン)党副部長は南北関係を完全に破壊しかねないとして強く批判しました。
北韓の金与正副部長は15日、文大統領の発言から4時間後、朝鮮中央通信を通じて談話を発表し、文大統領が「挑発」という表現を使ったことに強い遺憾の意を示すとともに、「相応の対応を呼ぶ行為であり、そうなれば南北関係は完全に破壊に至るだろう」と述べました。
しかし「われわれは、それを望んでいない」ということばを、非難しながらも付け加えました。
金与正副部長が韓国を非難する発言をしたのは、先月10日、韓米合同軍事演習について「対価を支払うことになる行動だ」として以来です。
大統領府青瓦台は、韓国が独自開発したSLBMが8月13日に海軍に引き渡され、15日、韓国初の3000トン級の潜水艦から水中発射を行って目標に正確に命中したと、明らかにしました。
発射実験に出席した文大統領は「韓国のミサイル戦力の増強こそが、北韓の挑発に対する抑止になり得る」と述べました。
文大統領がこのような発言をしたのは、その直前に北韓が短距離弾道ミサイルを発射したためとみられています。

[Photo : YONHAP News]

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