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山間部の鉄道から発射 北のミサイル

ニュース2021-09-16
山間部の鉄道から発射 北のミサイル

北韓は15日午後、平安南道(ピョンアンナムド)陽德(ヤンドク)付近から東の海、東海(トンヘ)に向けて、短距離弾道ミサイル2発を発射しましたが、この発射は新たに組織された鉄道機動ミサイル連隊によるものとわかりました。
朝鮮中央通信によりますと、今回の発射は、第8回党大会以降に組織された鉄道機動ミサイル連隊による訓練だったということで、鉄道線路からの発射の写真も公開されました。
今回発射された短距離弾道ミサイルの飛行距離は800キロで、3月25日に発射された「新型戦術誘導弾」の600キロより200キロ伸びていることから、北韓が第8回党大会で予告したとおり、戦術核兵器などを搭載できる短距離弾道ミサイルの開発に力を入れている証拠として分析されています。
今回の北韓のミサイル発射は、ソウルで鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官と中国の王毅外相が会談している最中に行われました。
北韓が韓国側の日程を踏まえて発射を行ったかどうかは確認できていませんが、北韓の金与正副部長は短距離弾道ミサイルの発射について「兵器体系開発計画のための、正常かつ自衛的なものであり挑発ではない」と主張しています。
北韓が国連安全保障理事会の決議に反する弾道ミサイル発射を行ったのは、ことし3月につづいて、ことし2回目です。

[Photo : YONHAP News]

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