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北の身内に会えずに死亡 今年2000人余

ニュース2021-09-20
北の身内に会えずに死亡 今年2000人余

南北に離れ離れに暮らす離散家族の再会行事に申請したものの、再会できないまま亡くなった人が、ことしだけで2000人を超えていることがわかりました。
韓国統一部の離散家族情報統合システムによりますと、離散家族の再会を申し込んだものの、再開できずに亡くなった人は、ことし1月から8月までに合わせて2258人に上りました。
離散家族の再会を申し込んだ人の総数は、先月末までで13万3530人に上っていますが、その半数以上がすでに亡くなり、生存者は全体の35.4%に当たる4万7318人にとどまっています。
この生存者も、90歳以上が27.6%、80歳代が38.5%と、80歳以上の超高齢者が半数以上を占めています。
文在寅(ムン・ジェイン)政権が発足したことにともなって、南北関係改善への期待感が高まっていましたが、離散家族の再会行事は2018年に1回行われただけでした。
離散家族の再会行事は、前の朴槿恵(パク・クネ)政権と李明博(イ・ミョンバク)政権では2回ずつ、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権では10回、金大中(キム・デジュン)政権でも6回、それぞれ行われています。
去年からは新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、民間レベルでの離散家族の再会もまったく行われなくなり、2000年代初めに900件にのぼった手紙の交換は、去年はわずか4件、ことしは1件もなかったということです。

[Photo : YONHAP News]

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