北韓は、新たに開発した地対空ミサイル、いわゆる反航空ミサイルの発射実験を行ったと明らかにしました。先月28日に極超音速ミサイルの発射実験を行ってから、わずか2日での新たな発射実験となります。
朝鮮中央通信は1日、「国防科学院が9月30日、新たに開発した反航空ミサイルの総合的な戦闘性能とともに、発射台や探知機、戦闘総合指揮車の運用実用性を高めるための発射実験を行った」と報じました。
発射実験には、朴正天（パク・ジョンチョン）朝鮮労働党書記らが視察しましたが、金正恩（キム･ジョンウン）国務委員長は立ち合いませんでした。
反航空ミサイルは、弾道ミサイルや巡航ミサイルとは異なり射程距離が短く、北韓の外を攻撃するためではなく、接近してくる敵の飛翔体を迎撃する防衛ミサイルとされています。
北韓によるミサイルの発射実験は、先月28日にも新型の極超音速ミサイルの発射実験を行っていますが、韓米の軍当局によりますと、このミサイルは極超音速には到達できなかったということです。

[Photo : YONHAP News]