南北連絡通信線 軍通信線も含めて55日ぶり正常稼働
統一部は4日、北韓との間で午前9時の南北合同連絡事務所の開始通話と午後5時の終了通話が正常に行われたと明らかにしました。
統一部の関係者は、「政府は南北の通信連絡線がつながったことで、韓半島情勢の安定や南北関係改善のための土台が設けられたと評価している」と述べました。
南北合同連絡事務所のほかにも、東海岸と西海岸地区の軍通信線も正常に稼働しました。
国防部によりますと、現在、南北は光ケーブルによる軍当局間の優先通話や文書交換用のファックスなど、すべての機能が正常に運営されているということです。
また、西海岸地域の軍通信線を利用して、韓半島西の海、西海(ソヘ)上の違法漁業に関する情報交換も正常に行われました。
ただ、北韓は、艦艇間のホットライン「国際商船共通網」を利用した試験通信には応答していません。
国防部は今後、国際商船共通網を通じた艦艇間の試験通信を引き続き試していく予定だということです。
国防部は、南北間の軍通信線の再開について「軍通信線は南北軍事当局間のコミュニケーションの基本手段であり、情報交換を通じて偶発的な衝突を防ぐことに貢献してきた。今後も韓半島の軍事的な緊張緩和につながることを期待している」と明らかにしました。
[Photo : YONHAP News]