米ホワイトハウス、「終戦宣言」に慎重姿勢示す
アメリカのバイデン政権は、韓国政府が積極的に推し進めている韓国戦争の「終戦宣言」について、北韓の出方を探る必要があるとして慎重な立場を示しました。
ホワイトハウスのサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は26日(現地時間)、韓国戦争の終戦宣言に関する質問に対して、「韓米両国は北韓に対するアプローチで協力しているが、時期や条件などの考え方はやや異なる可能性がある」と述べました。
韓国はアメリカ側に対して、終戦宣言が非核化に向けた米朝対話再開のきっかけになり得ると説得していますが、アメリカはまだ明確な返答をしていません。
最近、韓米間の相次ぐ協議のなかで、終戦宣言は法的拘束力を持たない「政治的宣言」であるという点では、十分な説明が行われたとされています。
ただ、バイデン政権の一部では、終戦宣言をしたあとも北韓がこれと言った反応を示さない場合に対する懸念が出ているということです。
このため、北韓が挑発を中断し、韓米両国の提案にまず反応を示してこそ終戦宣言の可能性が見えてくるとの見方も出ています。
一方、韓国政府当局者は27日、サリバン補佐官の発言を受けて「今後も真摯で深みのある議論を続けていく」という立場を明らかにしました。
[Photo : YONHAP News]
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