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国家安保室長が2日訪中、中国の外交トップと終戦宣言など議論か

ニュース2021-12-01
国家安保室長が2日訪中、中国の外交トップと終戦宣言など議論か

大統領府青瓦台は、徐薫(ソ・フン)国家安保室長が、中国の外交トップ楊潔篪(よう・けつち)中央政治局委員の招きで2日、中国の天津を訪問すると発表しました。
青瓦台は、「徐室長は、楊委員との会談を通じて、韓中関係や韓半島問題、地域および国際情勢など、双方の関心事項について幅広く意見交換する予定だ」と明らかにしました。
青瓦台によりますと、徐室長の中国訪問は、楊委員が去年8月に韓国を訪問したことに対する返礼訪問の形で行われるということで、1年3か月ぶりの会談となります。
徐室長は、1泊2日の日程で中国を訪問する予定で、会談では韓半島の終戦宣言について重点的に議論するものとみられます。
これに先立ち徐室長は、先月13日にアメリカを訪問し、ホワイトハウスのサリバン大統領補佐官に会い、終戦宣言について意見交換を行ったほか、現在韓米の間で終戦宣言と関連して実務的な文案について協議を進めています。
そのため、今回の中国訪問の際に、徐室長が中国側に現時点まで議論された終戦宣言の内容について説明し、協力を求める可能性が大きいと見られています。
また、中国が当事者として終戦宣言に参加することを希望していると伝えられているため、それと関連した議論も行われるものとみられます。
これとともに、来年2月に開催される北京オリンピックに合わせた文在寅(ムン・ジェイン)大統領の中国訪問や、中国の習近平国家主席の韓国訪問についても話し合われるものとみられます。
一方、韓中高官級協議に先立って、中国と北韓の外交当局の関係者が意見を交わしたことがわかりました。
中国外交部は1日、劉勁松(りゅう・けいしょう)アジア司長と北韓のチョン・ヒョヌ中国駐在公使が先月30日、会談したと明らかにしました。
この席で、両国は終戦宣言について意見を交わしたものとみられます。

[Photo : YONHAP News]

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