ニュース

韓半島 A to Z

主なニュース

統一部「平和のためにミサイル発射ではなく対話を」北韓に呼びかけ

ニュース2022-01-18
統一部「平和のためにミサイル発射ではなく対話を」北韓に呼びかけ

統一部は、北韓が短距離弾道ミサイルとみられる飛翔体2発を17日、発射したことについて、「韓半島の平和のためにはミサイル発射ではなく、対話を選択すべきだ」と呼びかけました。
統一部の李種珠(イ・ジョンジュ)副報道官は17日、北韓がことしに入ってすでに4回も飛翔体発射を行っていることについて「北韓のミサイル発射による懸念を根本的に解消できるよう、関係省庁や関係国と協力していく」としたうえで、「北韓は韓半島の平和と情勢の安定のため、ミサイル発射ではなく、平和を作る対話を選択すべきだ」と述べました。
北韓の飛翔体発射を「挑発」と捉えるているのかという質問には「韓半島の平和と南北関係の発展に役立たない、極めて遺憾な行動だと認識している」と答えました。
一方、北韓が16日、新義州(シニジュ)と中国・丹東間の貨物列車の運行を再開し、新型コロナで閉鎖していた国境を2年ぶりに一部開放したことについては「政府が現時点でその意味を評価するのは適切ではない」と述べました。
また、国連側が去年10月から11月にかけて、北韓の金星(キム・ソン)国連大使に新型コロナ用ワクチン6000万回分の支援を提案し、金大使が平壌(ピョンヤン)の返答を待っているとしていることについて「統一部として答える内容はない」と語りました。
一方で、対北韓のワクチン支援については「感染症への共同対応は南北住民すべての安全のためであり、南北間の協力が必ず必要だ」とする考えを示しました。
ただ、北韓へのワクチンの提供は、国民の安全が確保され、国民的な共感が得られたうえで北韓の意思や国際社会の動向も考慮すべき事案とされ、現時点では政府内、または韓米間で具体的な議論はされていないということです。

[Photo : YONHAP News]

新着ニュース