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北韓が発射した巡航ミサイル 新型の可能性

ニュース2022-01-26
北韓が発射した巡航ミサイル 新型の可能性

北韓は25日午前、長距離巡航ミサイルとみられる飛翔体2発を発射しました。
ことしに入って5回目のミサイル発射で、今月20日に党政治局会議で核実験とICBM=大陸間弾道ミサイル発射の再開の可能性を示唆してから5日後です。
韓国軍の消息筋によりますと、専門家は、去年9月に北韓が「試験発射に成功した」と主張した「北韓版トマホーク」とも呼ばれる長距離巡航ミサイルあるいはその改良型の可能性が高いとみています。
巡航ミサイルは弾道ミサイルより速度は遅いですが、通常わずか数十メートル上空の低い高度を飛ぶため、レーダーに探知されず正確度も高いのが特徴です。
弾道ミサイルの発射は、国連安全保障理事会の決議で禁じられていますが、巡航ミサイルは規制の対象ではありません。
しかし、北韓が開発中の巡航ミサイルは射程が1000キロ以上で、核弾頭の搭載が可能であることから、安保理決議違反とみなすべきと指摘する声が出ています。
北韓の相次ぐミサイル発射は、北韓に対して追加制裁を科したバイデン政権に圧力をかける狙いがあるとみられていて、韓米当局は、北韓が今月中にもさらなる軍事挑発に乗り出す可能性があるとみています。
その場合、アメリカ本土を狙ったICBMや核実験ではなく、IRBM=中距離弾道ミサイルの「火星12」などを発射し、韓米当局の出方を待つ可能性があるとみられています。

[Photo : YONHAP News]

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