中国の劉暁明韓半島事務特別代表が1日、対北韓政策に関する協議を行うため、韓国入りしました。
劉代表は1日午後、仁川空港で記者団に対し、「韓国の現政権だけでなく、新政権の関係者らとも会い、韓半島問題の政治的解決について意見交換する予定だ」と明らかにしました。
北韓の核問題に中国がどのような役割を果たすかについての質問に対して、劉代表は「建設的な役割を行ってきたし、これからもそうする方針だ」としたうえで、「韓半島問題は、中国ではなく北韓とアメリカにかかっている。北韓とアメリカが意味ある真摯な対話に参加することを願う」と答えました。
また、北韓の核問題と関連し、「中国は常に非核化に賛成してきたが、各国の安保を考慮しなければならない」としたうえで、「緊張を高めるいかなる行為にも反対する。韓半島問題は依然として政治的解決の途上にある」と強調しました。
劉代表は今月3日、外交部の魯圭悳（ノ・ギュドク）韓半島平和交渉本部長と協議する予定で、両者は韓半島情勢を安定的に管理する協力策などについて話し合うものとみられます。
去年4月に就任した劉代表が韓国を訪問するのは今回が初めてで、外交部の崔鍾建（チェ・ジョンゴン）第1次官をはじめ、統一部や国家安保室の関係者のほか、次期政権の外交安保の関係者らとの協議も予定されているということです。

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