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新政権外相候補 サードの追加配備は「慎重に議論すべき」

ニュース2022-05-03
新政権外相候補 サードの追加配備は「慎重に議論すべき」

次期政権の外交部長官候補に指名された朴振(パク・チン)氏は2日、国会の人事聴聞会で、高高度迎撃ミサイルシステム「サード」の追加配備について、慎重に議論すべきだとする考えを示しました。
尹錫悦(ユン・ソンニョル)次期大統領は、アメリカからサードを購入し、韓国軍が直接運用することを公約に掲げていました。
人事聴聞会で、朴氏は、サードの追加配備に関する質問を受け、「北韓が多様なミサイルで、我々を脅かすなか、首都圏の防空網を補強するための対策として出された提案である」として、「新政権で慎重に検討し、どのような結論をだすか深く議論すべきである」と述べました。
朴氏は、「重要なのは、安全保障問題が、経済に負の影響を与えないようにすることである。我々の安全を保障する最善の方法が何なのか、しっかり議論して結論を出したい」と述べました。
この発言は、2016年に韓国駐留アメリカ軍がサードを配備すると発表したことを受け、中国が、経済報復とみられる措置を取ってきたことを念頭に置いたものとみられます。
また朴氏は、駐韓米軍に配備されたサードも、臨時の配備にとどまっているとの指摘について、「サードが正常に作動するよう、改善することが第一の課題だ。サードを運用できる正常な環境の整備が必要であり、アメリカと協力して、きちんと整備できるようにする」と答えました。

[Photo : YONHAP News]

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