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駐韓米大使にゴールドバーグ氏承認 米上院

ニュース2022-05-06
駐韓米大使にゴールドバーグ氏承認 米上院

アメリカ上院本会議は現地時間の5日、韓国駐在アメリカ大使にフィリップ・ゴールドバーグ氏を任命する人事案を承認しました。
これで、ゴールドバーグ氏は、近くバイデン大統領から公式に任命され次第、韓国に着任する見通しで、今月20日に予定されているバイデン大統領の韓国訪問を準備する業務を始めるものとみられます。
ことし2月に駐韓アメリカ大使の候補に指名されたゴールドバーグ氏は外交官出身で、オバマ政権時代に国務省で国連の対北韓制裁履行担当調整官を歴任し、2019年から現在までコロンビア駐在のアメリカ大使を務めています。
対北韓制裁履行担当調整官は、北韓の核実験と弾道ミサイルの発射実験など、国連が禁止している活動を行った場合の制裁を指揮するポストです。
職務上の立場から、北韓に対して原則的に強硬な姿勢を強調することが多いため、北韓政策に関しても強硬派と知られていて、先月行われた人事聴聞会でも北韓を「不良政権」と呼びました。
対北韓制裁を担当していた経歴に加え、これまでの発言などをもとに、ゴールドバーグ氏を駐韓アメリカ大使に指名したことにより、バイデン政権の対北韓政策の基調が変化したことを示すとの分析も出ています。
そのため、ゴールドバーグ氏が韓国に着任したあと、韓米両国の間で対北韓政策をどう調整するか注目されます。
駐韓アメリカ大使は、ハリー・ハリス前大使が去年1月にバイデン政権発足とともに辞任してから現在まで、16か月間空席となっています。

[Photo : YONHAP News]

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