第31回 リオデジャネイロオリンピック

南米で初めて開催された第31回リオデジャネイロ・オリンピックは、韓国時間の22日午前8時から、開会式と同じく世界最大規模のサッカー専用スタジアム、マラカナンスタジアムで閉会式が行われ、17日間にわたる熱戦を終えました。
今大会は、「ニュー・ワールド(New World)」というテーマで、6日に開幕し、これまでで最も多い、世界206の国と地域からおよそ1万500人の選手が参加して、28競技306種目でメダルを争いました。
韓国は、24競技に204人の選手が参加して、アーチェリーや射撃、フェンシング、テコンドーで金メダルを獲得したほか、最終日の21日は、ゴルフ女子で朴仁妃（パク・インビ8）選手が金メダルを追加しました。
その結果、韓国が今大会で獲得したメダルは、金メダル9個、銀メダル3個、銅メダル9個の合わせて21個となり、金メダル10個以上という目標は達成できなかったものの、9個を獲得して、金メダルの数で総合8位となりました。
なかでも、アーチェリーは、男女個人と団体4種目すべてで金メダルを獲得し、史上初めてオリンピック全種目制覇を果たしたほか、テコンドーは男女合わせて歴代最多の5人が出場し、全員がメダルを獲得する快挙を成し遂げました。
総合1位は金メダル46個のアメリカ、2位は金メダル27個のイギリス、3位は金メダル26個の中国、日本は金メダル12個で6位でした。
北韓は、金メダル2個、銀メダル3個、銅メダル2個で、34位でした。
韓国は1988年のソウルオリンピックで金メダル12個で4位となったのに続いて、92年のバルセロナ・オリンピックでも金メダル12個を獲得しました。その後96年のアトランタ大会は7個、シドニー大会は８個、アテネ大会では9個と振るいませんでしたが、北京大会とロンドン大会では歴代最高の13個を獲得していました。
韓国時間で22日朝行われた閉会式は、「喜びと祝福」をテーマにブラジル伝統のサンバなどで盛大に祝われ、次回2020年大会開催都市の東京に、オリンピック旗が引き渡されました。
閉会式には、日本の安倍首相も出席し、2020年東京オリンピックの成功に向け、国を挙げて取り組む姿勢をアピールしました。
東京オリンピックは、2020年7月24日から8月9日まで開催され、野球・ソフトボール、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンが新たに加わって33競技で熱戦を繰り広げることになります。