北韓の芸術団の事前視察団が21日、陸路、韓国入りしました。
統一部によりますと、北韓の芸術団は平昌オリンピックに合わせて江原道江陵(カンヌン)とソウルで公演を行うために事前に下見をすることになり、視察団が、21日午前9時前、車で軍事境界線を越えて韓国入りしました。
一行は、三池淵(サムジヨン)管弦楽団の玄松月(ヒョン・ソンウォル)団長らで、京畿道坡州(パジュ)市にある南北出入事務所で手続きをしたあと、バス2台でソウル駅に向かい、ソウル駅から高速鉄道のKTXに乗って江陵に向かいました。
陸路での南北の行き来は、一昨年2月に開城工業団地の操業停止以来初めてのことです。
視察団は、22日にかけて江陵とソウルの公演会場などを見て回り、日程などについて韓国側と協議します。
北韓は、20日に予定していた視察団の派遣を前日夜になって中止しましたが、20日になって、翌21日の派遣を改めて伝えてきました。しかし1日延期した理由は説明していないということです。