五輪出場の北韓選手 当初の予想上回る
2018-01-22

ニュース


平昌冬季オリンピックに北韓が派遣する「三池淵(サムジヨン)管弦楽団」の玄松月(ヒョン・ソンウォル)氏ら事前視察団が21日、韓国を訪れました。
一行は当初20~21日の2日間の日程で韓国を訪れる予定でしたが、北韓側が19日に突然中止を通告、その後、再び訪問を通知してきて、結局は1日遅れの訪問となりました。
北韓側が突然中止を通告してきたのは、北韓選手団の構成などを協議する国際オリンピック委員会の会合で主導権を握る狙いがあったとされています。
国際オリンピック委員会は20日にスイスのローザンヌで開かれた会合で、平昌冬季オリンピックのスキー、アイスホッケー、スケートの3競技10種目に北韓選手22人が参加することを認めました。
役員を合わせると選手団は46人となります。
関心が寄せられたアイスホッケー女子の南北合同チームは、当初の予想を上回り、北韓選手12人が加わることが決まり、毎試合北韓選手が少なくとも3人以上出場します。
選手団46人に加えて、芸術団140人余り、応援団230人余りも期間中韓国を訪れる予定で、パラリンピックまで合わせると北韓が派遣する代表団は617人となります。
国際オリンピック委員会の会合では、開会式と閉会式の合同入場の際の国名を「コリア(Korea)」とすること、合同入場するときと南北合同チームは国旗ではなく「韓半島旗」を使い、国歌の代わりに「アリアン」を使うことも決まりました。
一方、韓国統一部の関係者ら12人が23日から3日間の日程で北韓を訪問し、南北のスキー選手が合同練習を行う馬息嶺(マシンニョン)スキー場と合同の文化行事が開催される金剛山地域の事前調査を行います。
25日には北韓側の事前調査団が3日間の日程で韓国を訪れます。
Go Top