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特別番組

6. 南北首脳会談会議録で与野党が攻防

2013-12-31

6. 南北首脳会談会議録で与野党が攻防
2007年の盧武鉉大統領と金正日国防委員長の南北首脳会談の会議録の行方をめぐって、韓国の国会では、与野党が激しい攻防を繰り広げ、空転が続きました。
この問題の発端は、与党セヌリ党の議員が去年末の大統領選挙を前に、2007年の南北首脳会談の際、盧武鉉大統領が金正日国防委員長に対して、韓国西の海、西海の海上の軍事境界線にあたる北方限界線を放棄するとも受け取れる発言をしたとする疑惑を提起したことでした。
これが事実とすれば、野党の候補で、盧武鉉政権で秘書室長を務めた文在寅議員にとっては、少なくない痛手になる問題でした。
大統領選挙が終わると、この問題をめぐる論争は一旦収まったかに見えましたが、今年6月17日、野党民主党議員が、国家情報院が保管していた会議録の写しを与党セヌリ党議員が選挙前に不法な方法で閲覧し、その内容を公開したとして検察に告発し、再び与野党の攻防が始まりました。6月21日には 文在寅議員が、会議録の公開を要求しました。
これに対して、国家情報院は保管している会議録の写しを公開したましたが、盧武鉉大統領の北方限界線に関連した発言内容については与野党の解釈に隔たりがあり、与党セヌリ党は、北方限界線を放棄したとするのに対し、野党民主党は、北方限界線を放棄するとしたものではないと主張しました。
そこで、与野党議員が合同で会議録の原本の内容を確認することになりましたが、会議録の原本が保管されているはずの国家記録院に会議録がみつからず、会議録が紛失しているがわかりました。
こうした一連の疑惑について、検察は、11月15日、当時の盧武鉉大統領が会議録を削除するよう指示したことや会議録はもともと国家記録院に移管されなかったとする捜査結果を先に発表し、当時の大統領府幹部2人を大統領記録物理法違反罪などで在宅起訴しています。

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