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特別番組

1. MERSコロナウイルス感染拡大

2015-12-29

1. MERSコロナウイルス感染拡大
MERSコロナウイルスの感染が拡大しました。
韓国で初めて感染者が確認されたのは5月20日、中東地域から帰国した男性でした。
MERS=中東呼吸器症候群は中東地域以外では感染が拡大した例がなく、保健当局は当初、深刻には考えませんでしたが、予想に反して急速に拡大し、合わせて186人が感染、うち38人が死亡しました。
患者と接触した可能性があるとして自宅などに隔離された人は合わせて1万6700人に上りました。
不安が広がり、感染者が出た病院は閉鎖され、一部の学校は休校措置を取るなどしました。
MERSは11月25日に最後に残っていた感染者が死亡し、健福祉部は、WHO=世界保健機関の基準に沿って、12月24日午前0時、MERSの終息を公式に宣言しましたが、人的被害だけでなく、多大な経済的損失を被りました。
感染経路は病院や救急車内部だけとなっていて、日常の生活で感染するケースはありませんでしたが、感染が拡大すると、人混みに出かけて感染したり、感染者と接触して隔離対象になったりするのを恐れる心理が広がり、人々は外出を控え、消費は落ち込み、百貨店や飲食店の売上は激減しました。
プロ野球や映画館からも客足が遠のきました。
中でも韓国を訪れる外国人観光客が激減し、6~9月まで、前の年に比べて150万人以上減り、大韓航空は韓中路線の便数を減らしたりしました。
観光業界の損失額は3兆ウォンを超えるものと推定されています。
政府は、MERSの感染拡大を受けて、保健当局の疫学調査官を倍に増やし、疾病管理本部の長を次官級に格上げして、感染症が発生した場合の防疫措置を指揮するコントロールタワーとしての役割の強化を図ったほか、感染症専門病院を指定するなどの対策を進めました。

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