メニューへ 本文へ
Go Top

特別番組

2. THAAD、在韓米軍配備へ

2016-12-29

THAAD、在韓米軍配備へ



アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム、THAADの在韓米軍配備が決まりました。
韓国とアメリカは7月8日、北韓による核やミサイルの脅威に対応するため、防御的措置の一環として、高高度迎撃ミサイルシステムを在韓米軍に配備することを決めたと発表しました。



配備先に決まった地域の住民らはレーダーの電磁波による健康への影響などを理由に強く反対しました。
レーダーの電磁波は許容基準値を下回るとの調査結果が出ましたが、住民らの反発は収まらず、結局、南部の慶尚北道星州郡にある財閥ロッテグループが所有するゴルフ場に配備することが決まりました。
一方、高高度迎撃ミサイルシステムの在韓米軍配備については、中国が強く反対しています。
中国外交部は、「高高度迎撃ミサイルシステムの韓国への配備は、韓半島の平和と安定の維持を妨げ、問題解決のための対話や協議などの努力に反することで、中国の戦略的安全保障の利益と地域の戦略バランスを損なうもの」だとして、強く反対しています。



中国政府が最近、中国に進出したロッテグループの関連会社について、税務・消防・衛生調査をする異例の措置を取り、一方では、韓国の人気俳優らが出演するドラマやコマーシャルの放映を禁止するなどの措置を取っています。
中国政府はこれについて、高高度迎撃ミサイルシステムの在韓米軍配備とは関係がないとの立場を示していますが、高高度迎撃ミサイルシステムの在韓米軍配備に対する報復措置ではないかとする見方があります。

韓国とアメリカは2017年までに高高度迎撃ミサイルシステムの在韓米軍配備を完了することにしていますが、野党の反対も強く、具体的な日程は決まっていません。



おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >