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特別番組

7. 造船・海運業、市況低迷で構造調整

2016-12-29

造船・海運業、市況低迷で構造調整



造船及び海運業の市況低迷が続く中、海運大手の韓進海運が会社更生法に相当する法定管理手続きを申請しました。
世界的な経済低迷で貨物量が大きく減り、韓進海運は船舶のリース料を支払えなくなるなど、資金難に陥り、結局、8月末に法定管理手続きを申請しました。



韓進海運については、存続価値より清算価値がより高いとの会計法人の審査結果が出て、裁判所は事実上の清算手続きに入っています。
一方、造船業も、世界経済の低迷で貿易が減り、船舶の新規受注が途絶え、構造調整に入りました。
大宇海洋造船、現代重工業、三星重工業の造船3社は、資産売却や従業員の削減などの再建計画を発表しましたが、新規受注はほとんどなく、経営は改善していません。



大宇海洋造船に対する政府の支援については、経営建て直しの見通しがつかない状況で政府が支援を続けるのは無理があるとの批判さえ出ています。
一方、造船3社は従業員を30%削減するとしていて、希望退職者だけでも6000人を上回りました。
協力会社まで含めると、造船3社の構造調整の過程で職を失う人は数万人に上るものと推定されます。



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