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特別番組

2. シンガポールで史上初めての米朝首脳会談

2018-12-31



史上初めての米朝首脳会談が6月12日にシンガポールのセントーサー島で開催されました。
アメリカと北韓の首脳が直接顔を合わせるのは初めてのことでした。
3月5日に文在寅大統領の特使団は平壌を訪問、大統領府青瓦台の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安全保障室長が北韓の金正恩国務委員長と会談しました。
鄭義溶室長は韓国に戻ったあと、アメリカへ渡航してホワイトハウスを訪問し、トランプ大統領に「金正恩委員長がアメリカ合衆国大統領と会談したい意向がある」と、金正恩委員長からのメッセージを伝え、トランプ大統領は「金正恩委員長の要請に応じる」との意向を表明、紆余曲折を経て米朝首脳会談が実現しました。
会談後、新たな米朝関係の構築、韓半島での恒久的で安定的な平和体制の構築に向けた協力、韓半島の完全な非核化、韓国戦争の捕虜・行方不明兵の遺骨回収、の4項目を盛り込んだ共同声明を発表しました。



その後、北韓による核実験場の破壊、韓国戦争の行方不明兵の遺骨返還などが行われ、アメリカは韓米合同軍事演習を猶予または縮小するなどの措置を取りました。
一触即発の危機に陥っていた韓半島情勢は米朝首脳会談を契機に対話の局面に転換しましたが、その後の高官級会談では非核化に向けた具体的な措置について隔たりを埋めることができず、これといった進展はありません。
関心が寄せられた2度目の米朝首脳会談は来年に持ち越されることになりました。
アメリカは非核化に向けた具体的な措置を、北韓は制裁の緩和を求め、交渉は平行線をたどっています。


Photo : Yonhap News, KBS News

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