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第609話 昔の漫画が帰ってきた!

#アジュンマの井戸端会議 l 2021-06-01

玄海灘に立つ虹


1986年に発表された韓国のコミック『アルミアンの4人の娘たち』(シン・イルスク作)が今年1月、当時の表紙そのままで復刻され、大きな話題になりました。復刻前に読者を対象にしたクラウド・ファンディングで1億2400万ウォンが集まったのです。


『アルミアンの4人の娘たち』は仮想の王国アルミアンの最後の王女4人の、王の座をめぐる対決が華やかな絵で描かれています。韓国の少女漫画の古典に挙げられる作品で、RPG(ロールプレイングゲーム)のレジェンド「リネージュ」の原作としても知られています。この作品の復刻により少女漫画市場の可能性を確認した出版社では、80年代のコミックを今年さらに復刻する計画です。


最近復刊されている少女漫画は、「愛蔵版」で、初めから終わりまでの全巻合わせて15万ウォン代と高価になっていますが、購買力のある30代~40代の女性の熱い支持を得て、売り上げをどんどん伸ばしています。2004年にドラマ化された『フルハウス』(ウォン・スヨン作)も最近、25年ぶりに復刊されました。『フルハウス』は需要が絶えずあり、中古書店で依然として高い値段で売買されている作品です。日本の『美少女戦士セーラームーン』(武内直子作)も、今年1月、完全版として再構成され、5万部を売り上げています。韓国のネット書店、アラジンによりますと、この作品を購入した人の63%が30代の女性でした。出版社の関係者は、「わが社が出した少女漫画としては最近でもっとも多い部数だ」として、「90年代にテレビでセーラームーンのアニメを観ていた世代が当時のことを思い出し懐かしがっているのでは」と話しています。


ウェブトゥーンとして復活するコミックも出ています。ドラマ化されたことで有名な『クン(宮)』(パク・ソヒ作)はもともと白黒漫画でしたが、カラーのウェブトゥーンとして制作され、去年から連載されています。また作家の健康がすぐれず2008年から連載が休止されていて未完の『プリンセス』(ハン・スンウォン作)も、ウェブトゥーンとして生まれ変わっています。

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