メニューへ 本文へ
Go Top

オリンピック・トピック

#マル秘社会面 l 2021-07-28

玄海灘に立つ虹

ⓒ YONHAP News

1. 覚えていますか? シン・アラム選手

これまでも数々の選手が韓国を代表してオリンピックの舞台で輝いてきました。その中には日本のリスナーの記憶に残っている選手もいると思います。

2012年のロンドンオリンピックのフェンシング競技、女子エペ個人の準決勝で、審判の判定を不服として1時間にわたって座り込みし、泣きながら抗議をしていた選手、覚えていますか? 当時日本のワイドショーでも盛んに報道されましたよね。シン・アラム選手です。 今回のオリンピックではKBSの解説委員として後輩の活躍ぶりを解説しています。

その彼女が今回のオリンピックを前に朝鮮日報としたインタビュー記事がありますので、ご紹介します。ロンドンオリンピック当時は26歳、現在35歳になった彼女が語るオリンピックへの思いは10年前とはだいぶ違っています。彼女はコロナ禍ですが、去年からソウルで一般人を対象としたフェンシング教室を運営しています。コロナ禍で始めたクラブ、運営が大変なのではという記者の質問に

「選手生活をしながら大変な思いをさんざんしたので、コロナ程度では大丈夫です」と答え、

「他の大会はオリンピックのメダルを取るための過程だと考えてオリンピックの舞台に立ちました。金メダルが完成だと思っていました。失敗したら私が間違ったのだと。だから負けた時には自分のすべてを否定されたように感じました」

そしてエリート指導者となる代わりに、子供たちを相手に教えるフェンシング教室を開いたことについて

「楽しいフェンシングをしたくなったんです。全然できなかった子供たちがうまくなり、フェンシングを楽しんでいる様子を見ると胸が熱くなります。」

「後輩たちにはメダルを取れればもちろん良いですが、取れなくても、若いんだから次にまた挑戦できる。メダルは選手としては重要でも人生の全部かと言えば決してそれだけが成功ではないと思います。皆、人それぞれにその時が来るものです。人生、いつその時が来るかはわかりません」

負けても、オリンピックを楽しんでいるように見える外国選手に比べて、韓国の選手には悲壮感が漂います。シン・アラム選手もその悲壮感を抜け出すのに10年の歳月がかかったようです。


2. 東京オリンピックのスマートフォン

新型コロナの感染拡大の影響で開会式にもトヨタをはじめとするスポンサー企業のトップの出席はありませんでした。しかし選手たちへのプレゼントは関係ありません。

サムスン電子は東京オリンピックとパラリンピックに出場する選手1万7千人にスマートフォンとワイヤレスイヤホン、ギャラクシーバッズプロ、専用ペンの入った「サムスン・オリンピック・グッデイバッグ」をプレゼントしました。

特にスマートフォンは「ギャラクシーS21 5G東京2020五輪エディション」と言い、東京オリンピックを記念して製作されたもので、本体の色は青、裏面には五輪を象徴する五輪旗とパラリンピックの象徴である「アジトス」が金色で刻まれています。

この五輪エディションの青色は、現在発売中のモデルには無い特別な色だということです。またサムスン電子は2014年のソチオリンピックの時から選手たちに五輪エディションのスマートフォンを提供してきたということです。

東京オリンピックでは韓国企業も頑張っているようです。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >