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経済

深層学習ソリューションを開発する「ニューロクル」

#韓国技あり企業 l 2021-04-26

ⓒ Neurocle

きょうご紹介した企業は、ソウル市瑞草(ソチョ)区にあるIT企業「ニューロクル」です。「ニューロクル」は2019年に設立されました。

ディープラーニングとは、音声やモノ、画像を認識するといった、人間が自然に行う動作をコンピュータに学習させる機械学習の手法のひとつです。ニューロクルでは、ディープラーニングのなかでも画像処理を専門としています。人の脳神経をモデルにして開発されたニューラルネットワークをベースに、大量の画像データから同じ物体に共通する特徴パターンを学習して、未知の画像も分類できるようにする技術で、幅広い分野で活用されています。

「ニューロクル」は、幅広い分野で専門家でない人もディープラーニング技術を活用できるように学習用ソフトウェア「ニューロティー(Neuro-T)」とリアルタイム解析用ソフトウェア「ニューロアール(Neuro-R)」を開発しました。これら2つのソフトウェアは、現在、自動車部品メーカーでの不良品検出や、輸入化粧品の検収、総合病院での内視鏡画像の解析などに使われています。

「ニューロクル」は、人工知能技術を広く普及することを目指しています。ニューロクルの製品と他社の製品との最大の違いは、他社の製品が専門家向けのソフトウェアであるのに対し、ニューロクルの製品は専門家以外の一般向けソフトウェアだということです。

「ニューロクル」は、海外の画像データ解析企業などと提携し、アジアを中心に世界10か国あまりに進出しています。高い技術力を認められ、このほど「2021大韓民国IMPACT-ech大賞」で韓国情報通信振興協会長賞を受賞しました。

今後は、海外進出をさらに本格化させる計画です。すでにアジア地域への進出を果たしており、新型コロナの流行が終息したら、ヨーロッパやアメリカにも進出する計画です。

人々の便利で豊かな暮らしを支える技術とされる人工知能技術を誰もが活用できる時代へ、「ニューロクル」の挑戦と活躍を見守っていきたいと思います。


ⓒ Neurocle

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